インフルエンザは高熱など普通の風邪とはまた違ったつらさがありますよね。流行する季節になると、クラスの大半が欠席したり、学級閉鎖なんてこともあったと思います。そもそもインフルエンザを予防するには定番の予防接種以外に何があるのでしょうか?

家庭でインフルエンザ発生時の抗ウイルス薬予防的投与

インフルエンザは、強毒性のものと弱毒性のものがあります。強毒性のものは非常に高い致死率があります。一方、弱毒性のインフルエンザは、毎年冬場にはやるインフルエンザなどであり、致死率はそれほど高いものではありません。ですが、この弱毒性のインフルエンザといえども、子供や高齢者、持病がある人など、免疫力が弱い人が感染してしまうと、時に命を失う危険性のある病気です。こういったインフルエンザに感染すると命を落とす危険性が普通の人より高い人と同居している家族などが、インフルエンザに感染してしまった場合、タミフルやリレンザといった抗ウイルス薬を、まだ発症していないリスクのある人に事前に投与します。この抗ウイルス薬の予防的投与は、インフルエンザの発症を防止します。インフルエンザウイルスは、感染してもすぐに症状は出ません。感染後、ウイルスがある程度増えてから症状が出ます。予防的投与は症状が出る前に、このウイルスを殺します。ですから症状が出ません。ですが、この方法には、課題もあります。まず、抗ウイルス薬を症状が出ていない段階で処方するのは、医師の判断です。また、予防方法は、健康な人にももちろん有効です。しかし、この場合、病院では処方してもらえないので、個人輸入をする必要があります。また、抗ウイルス薬や抗生物質などの薬剤を濫りに用いたことによる、耐性菌の問題が発生しています。タミフルやリレンザなどの抗ウイルス薬に対しても、すでに耐性を獲得したウイルス出現したり、今後出現する恐れがあります。ですから、絶対に必要な人以外が濫りに用いることは避けなければなりません。その代わり、子供や高齢者、持病がある人など、免疫力が弱い人がいる家庭ですでに患者が発生した場合には、患者と免疫力の弱い人の両方に抗ウイルス薬を予防的投与することで速やかな終息を図るべきです。